
記者会見する英自動車工業会のマイク・ホーズ会長(29日、ロンドン)=三村幸作撮影
【ロンドン=佐竹実】英自動車工業会は30日、2019年の乗用車生産台数が前年比14%減の約130万台だったと発表した。欧州連合(EU)離脱に伴う先行きの不透明感などから需要が鈍り、9年ぶりの低水準となった。英国からの企業の撤退や縮小も相次いでおり、19年の投資額も急減した。ものづくりの拠点として魅力を回復できなければ、さらなる外資撤退を招きかねない。
英国の自動車生産台数は、国民投票でEU離脱を決めた16年から減り続けている。19年はもともとの離脱期限だった3月と10月の前後に、トヨタ自動車などが物流の混乱に備えて生産ラインを一時的に止めたことも響いた。20年の見通しは当初より5万台少ない127万台に下方修正した。
19年の投資額は11億ポンド(約1500億円)と、過去7年の平均の4割に減った。英国の自動車産業はEUから部品を輸入して完成車を輸出するサプライチェーン(供給網)で成り立っており、関税や通関作業が発生すれば深刻な打撃だ。
1月31日にEUを離脱してから11カ月は関税ゼロなどの現状が維持される「移行期間」となる。この間にEUと通商交渉が結べなければ完成車に10%の関税がかかる可能性がある。自工会のマイク・ホーズ会長は「10%の関税なら年45億ポンドのコストとなる。交渉妥結に向け政府と連携を密にする」と話している。
"自動車" - Google ニュース
January 30, 2020 at 07:01AM
https://ift.tt/2OazHY1
19年の英自動車生産、9年ぶり低水準 EU離脱で - 日本経済新聞
"自動車" - Google ニュース
https://ift.tt/2qLNs6A
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "19年の英自動車生産、9年ぶり低水準 EU離脱で - 日本経済新聞"
Post a Comment