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野田虐待死 命を救う機会あったのに 勇一郎被告の母、募る後悔:社会(TOKYO Web) - 東京新聞

栗原勇一郎被告からのメッセージが残る祖母のスマートフォン=一部画像処理

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 千葉県野田市の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=の虐待死事件で、傷害致死などの罪に問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判が21日から千葉地裁で始まる。「事件を防ぎ、命を救う機会は何度もあった」。勇一郎被告の親で、被害者の家族でもある祖母(68)は、手の届くところで起きた悲劇に後悔と自責の念を募らせている。 (北島忠輔)

 心愛さんが小学四年の冬休みを迎えた二〇一八年十二月二十九日。祖父母宅に荷物を取りに寄った心愛さんが手間取るのを見て、勇一郎被告が「早くしろよ」と強い口調で叱った。

 その様子が気になった祖母は翌日、「あんなに叱らなくても。完璧な人はいないから」とメッセージを送った。勇一郎被告からは「年末年始は笑顔で過ごそう」と妻と話している、と返信があった。

 息子と最後に会ったのは事件の前日。昨年一月二十三日に車を洗いに実家に寄った時、「インフルエンザで出勤できない」とイライラした様子だった。しばらく心愛さんの姿を見ていなかった祖母が「学校行ってるの」と尋ねた。児童の様子を伝える学校のホームページに心愛さんの写真がないことが気になっていた。勇一郎被告は「行ってるよ」とだけ答えた。

 実際には、心愛さんは冬休み明けから登校していなかった。傷害ほう助罪で有罪が確定した妻の判決によると、勇一郎被告は年末から心愛さんへの暴行を激化。洗車のために実家に寄った前日から心愛さんに食事を与えず、浴室に立たせて冷水を浴びせるなどの虐待をして死なせたとされる。

 心愛さんの遺体と対面した祖母は「傷だらけで見るに堪えなかった」。息子の様子に異変を感じ取っていれば。学校に心愛さんの様子を問い合わせていれば。自分がもっと注意して見守っていれば−。「事件は起きずに済んだのではないか」との思いが頭を巡る。

 「『こうあるべきだ』という思い込みが強くて、思い通りにいかないとカッとなることがあった。妻の病気や心愛のしつけで悩み、ストレスを抱えていた」。祖母は事件当時の勇一郎被告の状況をそう語る。

 事件後、心愛さんを県柏児童相談所が一時保護したことを巡り、勇一郎被告が教育委員会などに高圧的な態度を取ったことが問題になった。「息子なりに理想の家庭を思い描き、『心愛を施設には入れさせない』と突っ走っていた。解除後、心愛は元気に学校に通っており、問題は解決したと思っていた」

 息子が孫を死なせた罪に問われている現実を、受け止めきれない。どうして、こんなことになったのか。息子は裁判で何を語るのか。悲しみと悔いを胸に抱え、祖母は法廷に向かう。

栗原心愛さんが描いた絵と使っていたランドセル

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<千葉県の小4女児虐待死事件> 千葉県野田市の小学4年栗原心愛さんが2019年1月24日、自宅浴室で死亡した事件。起訴状によると、父親の勇一郎被告は18年12月末〜19年1月初め、心愛さんの胸部を圧迫するなどして骨折させ、同年1月22〜24日には、冷水シャワーをかけるなど暴行を加え、十分な食事や睡眠を与えず、飢餓と強いストレスで衰弱させて死亡させたとされる。母親は昨年、心愛さんへの暴行を止めなかった傷害ほう助罪で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決が確定した。

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February 17, 2020 at 12:49PM
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