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【VW Tクロス 新型試乗】1Lエンジンゆえの自動車税の安さも魅力…岩貞るみこ - レスポンス

小さいSUVが大好物の私にとって『T-Cross(Tクロス)』は、どストライクである。小さな『ポロ』がベースというけれど、横幅は3ナンバーの1760mm。さらに、その横幅を強調した横にぐっとふんばった存在感を作るデザインで、十分すぎるほど堂々とした佇まいである。

だというのに駐車場の枠に入れると、全長4115mmゆえのちょこんとしたかわいらしさもあるからたまらない。

インテリアは、横に直線的に伸ばした印象で広々とした印象があり、コンパクトカーと言っては申し訳ないほどのゆとりが感じられる。後席も、身長170cmの私のドラポジに合わせても十分に広く、足元&天井ともにリラックスできるのはとっても嬉しい。

搭載されているのは、1リットル+インタークーラーターボのエンジン。ふつうにDレンジで走行すると、これはエコモードか、燃費重視のプログラムなのか?というくらい、低速~中速の力が心もとないものの、Sレンジに切り替えたとたん、別人のようなきれっきれの加速感を披露する。

やばい、楽しい、面白い! 体温が上がって思わず前のめりで運転してしまいそうだ。これはやみつきになる。

T-Crossでお得なのは、1リットルエンジンゆえの自動車税の安さである。2019年10月の消費税増税に伴い自動車税は減税されたのだが、なかでも一番、減税幅が大きな「~1リットル」は、4500円下がり、なんと年額2万5000円。

小さいのに広く使えて、しかも走りも楽しい満足感。毎年5月に通知がきたときの満足感も大きそうである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、ノンフィクション作家として子どもたちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

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February 02, 2020 at 06:00AM
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