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野田市小4女児虐待死事件 父親に懲役16年の実刑判決(チバテレ) - Yahoo!ニュース

 去年1月、野田市の小学4年生の女の子が両親に虐待され死亡した事件の裁判員裁判で、千葉地裁は19日、傷害致死などの罪に問われた父親に懲役16年の実刑判決を言い渡しました。  栗原勇一郎被告は去年1月、当時小学4年生の娘の心愛さんに対し、冷水のシャワーを浴びせ続けたほか、十分な食事や睡眠を与えず死亡させたなどとして傷害致死などの罪に問われています。

 これまでの裁判で勇一郎被告は、「罪について争わない」考えを示す一方、死に至ったとされる暴行の大半を否定。 検察側は懲役18年を求刑していました。
 19日の裁判は、新型コロナウイルスの感染防止のため一般傍聴席は空席を設け、これまでの裁判の半分以下となる21席の傍聴券を求めて436人が地裁前に並びました。午前11時から開かれた判決公判で、千葉地裁の前田巌裁判長は、被告の主張について「都合の良い部分のみ、つまみ食い的に話していて、信用できない」としたうえで、一連の虐待について、「尋常では考えられないほど凄惨で陰湿」「心愛さんの人格と尊厳をも全否定するものだ」と話しました。
 そして、「理不尽な支配欲から絶対的な力の差に物を言わせ、心愛さんへの虐待を加え続けたもので、酌量の余地はみじんもない」「極めて悪質性が高い」などとして過去の児童虐待事件と比べて最も重い懲役16年の実刑判決を言い渡しました。
 裁判長の言葉に表情を変えなかった被告、唇を固く結んだまま淡々とした表情で法廷を後にしました。

裁判を終えた裁判員は…。
裁判員
「僕は被告人は自分が犯した罪と向き合っていないと感じました。終始自分の保身に走っていて、全体を通して自分に責任があると感じられるような発言は、一切ありませんでした」
「児相や学校という大人が介入できるところを、被告本人が振り払ってブレーキを壊し進んでいってしまった事件だと思う。そういった、大人が今一歩近づけるような環境が今後は必要になってくると、より一層思いました」

 
一方、裁判を傍聴した県の検証報告委員会の川崎二三彦委員長は判決を受けて次のように述べました。
児童虐待死亡事例等検証委員会 川崎二三彦委員長
「少なくとも今回の事案が、従来の虐待死事件よりも悪質である、従来とは比較にならないという点は、重要な指摘だったと思います」
「その中身を大きく変えるという内容は特になかった。虐待の起訴事実から認められたことを踏まえて、その経過などは、学ぶ点も多い事例だったと思います」

 家庭という密室の中で、断続的な虐待を受けた結果、10歳の女の子の尊い命が失われたこの事件。野田市の鈴木有市長は、「このような悲惨な事件の犠牲者を二度と出すことのないよう、市民や関係機関と協力しながら、大切な子どもたちの命を守ることのできる組織を作り、全力で取り組んでまいります」とのコメントを出しています。
 
 幼い尊い命を虐待からどう守っていくのか。実効性のある取り組みが求められます。

チバテレ(千葉テレビ放送)

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March 23, 2020 at 12:40PM
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