自動車産業の状況はさらに悪化すると見られている。
Shannon Stapleton/Reuters
- アメリカでは、コロナウイルスの大流行により、自動車メーカー各社が第1四半期の販売台数が減少したと報告している。
- ゼネラルモーターズとフィアット・クライスラーはそれぞれ7%と10%減少した。トヨタの3月の販売台数は40%近く減少している。
- 2020年は1月、2月にまずまずのスタートを切ったが、3月の操業停止はすぐにマイナスの影響を与えた。
- 第2四半期は大幅に悪化するはずだ。北米では自動車の生産が中止され、消費者は高額な車を買うことに消極的で、販売店はサービス部門を除いて休業している。
4月1日、アメリカの自動車メーカーは、第1四半期と(メーカーによっては3月期も)の販売台数を発表した。コロナウイルスの世界的流行の影響が3月の最後の2週間に大きくなったことを考えると、ひどいものではなかった。しかし、彼らは注目に値する。デトロイトでは、ゼネラルモーターズ(GM)が7%、フィアット・クライスラー(FCA)10%減少した。これから発表するフォードも同様の下落である可能性が高い。
当然のことながら、3月は大きな問題だった。2020年は前年並みのペースでスタートし、ディーラーの駐車場から合計約1700万台の車が顧客へ納車された後、COVID-19を抑えるための大規模な閉鎖が行われ、3月の販売台数はリセッション(景気後退)の水準まで落ち込んだ。
自動車メーカーは、顧客に引き続き自動車を購入してもらえるように、さまざまなインセンティブを打ち出している。北米ではすべての自動車製造が事実上休止しているが、自動車メーカーはかなりの在庫を抱えている。
第2四半期には大幅な売上減が予想される
2008年度から復活してきたのがわかる。
Business Insider
多くのメーカーが売り上げ報告を月次から四半期ごとに変更しているため、一部の大手自動車メーカーの第2四半期はまだ推測の段階だ。月次報告を続けている企業であるトヨタが、3月は売り上げがほぼ40%減少したとしていることが参考になりそうだ。
アナリストによると、2020年の販売ペースは2008年の金融危機のときと似ている。
「現時点の調査結果では、2020年3月は市場全体で1000万台から1200万台の範囲」とCox Automotiveのシニアエコノミスト、チャーリー・チェスブロー(Charlie Chesbrough)はメールでそう言った。
「パンデミックが全米に広まるにつれ、自動車のような高額な商品の購入に対する消費者の関心は、ほとんどなくなってしまった。そして、まだ購入に興味を持っている人も販売店閉鎖のために購入できない。4月は、消費者の不安と失業率の大幅な上昇が主な要因となって、さらなる歴史的な売り上げの減少が予想される」
アメリカの自動車販売は不況のときに通常、月1300万から1500万台までに低下する。1000万から1200万台というのは大惨事に近い。
この状況には前例がない。コロナウイルスがアメリカの経済活動を停止させないのであれば、2020中程度の落ち込みは、多くの自動車メーカーにとって実際には対処可能だろう。なぜなら彼らが売っている車という商品は歴史的に見ても高い取引価格で(COXによると平均3万7736ドル:約404万円)で利益を出しやすい。FCAなどはラム・ピックアップの売上増を報告していた。GMもまた、シボレーとGMCのピックアップトラックも前年同期比で改善したと発表した。だから、明るい部分があるかもしれない。
最良の場合、最悪の場合、またはその中間
消費者が行きたくても、ディーラーは営業していない。
REUTERS/Carlos Barria
最良のシナリオは、第2四半期中にパンデミックが収束し、自動車メーカーが、おそらく累積しているであろう需要を利用して、販売を再開できるようになることだ。しかし、最悪の場合、危機は夏まで続く。そうなれば、GMを始めとする自動車メーカーは、全米で1000万台から1100万台の販売ペースを維持しながらも利益を上げられるかどうかが試されることになる。
もし、その中間だとすれば、市場が景気循環的なリセッションから徐々に回復していく中で、2013年から2015年までの期間を再現することが適切かもしれない。
自動車販売サイトAutotraderと調査会社ケリーブルーブックのエグゼクティブパブリッシャーであるカール・ブラウアー(Karl Brauer)氏は電子メールで、「その衝撃は劇的で、最終的な結末は見えないが、前例がないわけではない」と述べた。
「業界のベテランたちは以前にも急な下降トレンドを経験しており、状況が変われば必ず上昇トレンドラインが続くことを知っている。自動車は人々の生活に不可欠なものだ。短期的な販売台数が劇的に変化しても、新車の必要性は変わることはない」
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
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April 07, 2020 at 08:50AM
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