禁酒法の時代に、こっそりひそかに経営していたBAR『SPEAKEASY』。2020年の東京の街にも、そんなひそかなバーが、まだあった――月曜から木曜の深夜1時にOPENするラジオの中のBAR『TOKYO SPEAKEASY』。 各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……ここには、とんでもない俳優・女優・アーティスト・政治家、または起業家・メディアプロデューサーなどのスゴい人たちが訪れ、「ここでしか語れない」さまざまな話を繰り広げます。
4月6日（月）放送の記念すべき第1回のお客様は、リリー・フランキーさんと野田洋次郎さん。プライベートでも仲がいいという2人の「ここでしか語れない」話とは？
リリー：よく飲み屋に行っても女の人とか「私、ずっと中学生のときからRAD聴いてるんです！」みたいな年齢になっちゃったでしょ？
野田：そうですね。期せずしてそう、「RAD世代」っていう人が今もう5世代くらいあって、今の中学生にも言ってもらうし、でも俺とおない年もみんな最初RAD世代って言ってくれていたので。で27、8歳もそうだし。この前、菅田将暉君も「僕、RAD世代なんです」って言われて、「いや、もうRAD世代がどこかわかんないけど（笑）」って。そういうのはすごいうれしいですけどね。
リリー：知らないうちに自分が作ったものを読んでくれてた人とか、見てくれた人とか、聴いてくれてた人が大人になってるっていう実感がないじゃない。
野田：ないです。だってリリーさんも大人じゃないしね。
リリー：いつか大人になるから。でもクラブとかにたまに行ってさ、そのホステスさんがすごい胸のあいたドレスを着ると、「おっぱい大きいね」みたいなことを言ったあとに「私小学校のとき、ずっと『おでんくん』観てたんです」とか言われると、なんかもうさっきまで楽しかったのにな……みたいな感じになるじゃない。
野田：地獄、地獄（笑）。
リリー：描いてる作品と俺の今の発言のトーンが合わないことが起きてくるんですよ。その当時、その人が小学生であっても、もう今では乳放り出してるじゃん。放り出して働いてるときに、「『おでんくん』ずっと観てたんです」って言われると、なんか俺が汚れたみたいな感じ……。
野田：そうですよ。
リリー：そうなるんだよね。知らないうちに聴いてくださっていた、読んでくださっていた人達が大人になってるってことを忘れがちなんですよ。
野田：本当にとてつもないことですよね。だって中学生だった人がもうRADの好きだった者同士で結婚しましたとか、結婚式で流しましたとか、小学校のときからずっと聴いてますって人がもう社会人になったって聞くと、「俺は何をしてたんだろう？ その間に。小学生が社会人になる間、俺は何をしてたんだろう？」っていう。
～中略～
リリー：あっという間。もう終わっちゃう。
野田：あっという間ですね。
リリー：いやー、でもさすが野田君、上品ですよ！ 今日発売の新曲「猫じゃらし」歌わないなんて。
野田：あ、そうでしたね（笑）。今日発売になりましたね、「猫じゃらし」。本当だわ、レコード会社の人は今、多分怒ってる！
リリー：「野田、何しに行ったんだ感」はすごいと思いますね（笑）。
野田：「猫じゃらし」発売になりました、みなさんぜひ。
リリー：いいお店でしたね。
野田：いいお店ですね。またちょくちょく来たいですね。
リリー：ね。
（TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」4月6日（月）放送より）
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April 14, 2020 at 05:50PM
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野田洋次郎、菅田将暉の「RAD世代」告白に戸惑う「5世代くらいあってわからない（笑）」（TOKYO FM＋） - Yahoo!ニュース
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