見てはいけないもの
イタリアでは2020年5月4日に、新型コロナウイルス感染症対策として現在発令されている外出制限が解除される予定だ。
ジュゼッペ・コンテ首相は4月26日、解除後のさまざまな規則に関する首相令に署名した。その中では、マスクの小売価格を一枚あたり50ユーロセント(およそ58円)に統制するとともに、非課税とすることも定められている。
ただし、全面解除ではないことも事実だ。
例として、居住する市から出ることは2カ月ぶりに許されるが、州をまたいでの移動は依然として禁止されている。
レストランやバールでの飲食、美容院や理髪店の利用は6月まで再開できない。そのため、早くも業界団体から抗議の声が上がっている。
バスや地下鉄などの公共交通機関では、プラットホームや停留所で他者との安全距離を保って立つことが義務づけられる。イタリア公営放送RAIのテレビニュースは26日、「これからは日本人の如く、秩序を守らなければなりません」という解説とともに報じた。
ところで、移動制限下にあったこのふた月、外にいる自動車を眺める機会といえば、もっぱら筆者が住むレジデンスから、つまり上からの視点であった。
そうした中で気になったのは、自動車上部の「リブ(rib)」である。屋根の強度を向上させるため、ルーフパネルに入れた「波」のことだ。
思えば筆者が少年時代にクルマのリブを初めて認識したのは、1978年の2代目「トヨタ・スターレット」であった。
多くの小型車がFWD(前輪駆動)化を志向する中、あえてRWD(後輪駆動)を選んだスターレットと、その走行性能を日本の自動車誌は絶賛していたものだ。
だが当時から「自動車はデザインが美しければ、エンジンなど付いていなくてもよい」と信じていた筆者である。エッジが利いてスタイリッシュだった初代からすると、2代目はあまりに実用本位に映った。
ルーフに走る数条のリブは、そうした印象をさらに増幅した。
加えて、それが商用車に頻繁に用いられてきたものであることを知るに及び、見てはいけないものを見てしまったような気にさえなったものだ。
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May 01, 2020 at 03:03PM
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第653回:ヨーロッパ人は“上から目線” 自動車デザインは屋根にもこだわりを! 【マッキナ あらモーダ!】 - webCG
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