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自動車学校で習った! はずのハイドロプレーニング現象… - スポーツナビ - スポーツナビ

 昔話の感はあるが、どの出走表にも『ハイドロ』と記されていた時代があった。今は、一部のレース場でしか見ることができない。例えば浜名湖。写真上のように表記されている。

 『ハイドロ』…。
この言葉は、生活の中でほとんど聞くことがない。しかし、自動車免許を持っているすべての者が知っているはずの言葉でもある。『ハイドロプレーニング現象』である。
水のたまった路面を高速走行した際、クルマが水の膜の上に浮いてしまう現象を指す。こうなると、タイヤは路面をグリップできず、ハンドルやブレーキが利かない滑走状態になる。操縦不能を引き起こす要因のひとつだ。

 『ハイドロ』とは『水の』という意味。また、『プレーン』には『平面』の意があり、転じて滑空・滑走を指すようになった。飛行機のことを『プレーン』または『エアプレーン』という。
つまり、『滑走』するように作られたボート…、それが『ハイドロプレーン』だ。当然、操縦は難しい。

 自動車学校では、こうした『ハイドロプレーニング現象』に遭遇した際、大きくハンドルを切ったり、強くブレーキを踏んではいけないと指導する。クルマのコントロールが利かないため大事故につながるからだ。しっかりハンドルを押さえエンジンブレーキでゆっくり減速すべし、と教えている。

 しかし、そういうわけにはいかないのがレース。瞬時にハンドルも切るし加減速もするが、そんな極限の操縦を支えてくれるのが金属製のパーツ『フィン』【写真・中央部分】である。大きな影響を与える小さな部品はボートの底についており、直線の方向性を定めるだけでなく、旋回時の支点にもなってくれる。『フィン』は舟のゆくえを左右する軸なのである。高速でモンキーターンしていく選手をそんな観点で見るのも面白いかもしれない。

 沖縄は梅雨明けしたが、これからしばらく雨が多くなる。自動車の運転には細心の注意を払いたい。『ハイドロプレーニング現象』はボートレースで見るだけにしたいものだ。

(余談ながら、ハイドロプレーンのほかにもランナバウトなどの形態があったが、後にゆずる)

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June 13, 2020 at 10:05AM
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