１０カ月女児死亡 市原市、対応不備認める 目視未確認、児相と情報共有せず ／千葉 - 毎日新聞

　市原市で生後１０カ月の小西紗花（すずか）ちゃんが亡くなり、母親の理紗容疑者（２３）が保護責任者遺棄容疑で逮捕された事件で、同市は１０日に記者会見を開いた。市は母子の支援を決めながら９カ月にわたって紗花ちゃんの姿を直接確認していなかったことに「これだけ長期間目視確認できないケースはほかになく、児童相談所と協議する必要があったかもしれない。対応について検証したい」と話した。【秋丸生帆、長沼辰哉】

　市によると、市の保健師が母子の暮らすアパートを訪問したのは２０１９年４月２５日だった。紗花ちゃんの体重増加は良好だったが、理紗容疑者の健康に不安があり育児の継続支援を決めた。しかし、その後は一度も紗花ちゃんを目視して健康状態を確認することができず、今年１月２５日に紗花ちゃんは亡くなった。司法解剖の結果、死因は低栄養と脱水による衰弱死とみられる。

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June 11, 2020 at 10:44AM
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