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【宮古】活字に残す責任胸に 2020記者泣き笑い - 岩手日報

 今年は終戦75年の節目の年だった。空母「赤城」の生還兵の話や「#あちこちのすずさん」として戦時中のエピソードを伝える貴重な声が紙面に掲載されたのは記憶に新しい。

 8月、山田町船越の野田金作さん=当時(99)=から戦争体験を聞くことができた。野田さんは昭和三陸地震、東日本大震災の被災者でもあり「津波からは逃れられない。戦争はやらねばいいんだ」という言葉が印象的だった。

 100歳祝いを兼ね、来年会いに行こう。そう思っていたのだが、11月に野田さんは急逝、再会はかなえられなくなってしまった。

 戦地へ赴いた人は90代以上がほとんど。当時の話を伝えることができる元気な高齢男性に出会える機会はどんどん少なくなる。

 昔、大正生まれの祖父から戦争の話を聞かされていたのだが、あまり覚えていない。生前、きちんと聞いておけばよかった。今の自分ならメモの一つでも取れただろうかと今更思う。

 先月末、線香を上げに野田さん宅を伺った。ご家族から「大きい文字(見出し)読んでたよ」と新聞を見て野田さんが喜んでいたことを教えていただいた。

 取材は一期一会。活字として残す、記者の責任の大きさに改めて気付かされた。野田さん、お話してくれてありがとうございました。合掌。

(工藤光)

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December 06, 2020 at 08:21AM
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