漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の準決勝が2日、都内で行われた。準々決勝を勝ち抜いた25組とワイルドカードのラランドの26組が争い、マヂカルラブリー、アキナ、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドの9組が決勝進出を決めた。

3年ぶり2回目の決勝進出となるマヂカルラブリーは、前回は審査員の上沼恵美子に「好みじゃない」と酷評されて最下位の10位になった。

今年のR-1ぐらんぷりに優勝して2冠を狙う野田クリスタル(34)は「いつかは決勝に戻ってリベンジを果たしたいと思っていた。今年は(決勝進出者として)名前を呼ばれた時に、うれしいとともに恐怖が。トラウマになっています」。上沼については「しばらく、待たせたね。多分、忘れている可能性が高いので、初めましてのノリで行こうと思う」と話した。

筋肉美を誇る野田は、笑いが少ないとネタの最中に脱ぐこともあるが「なるべく滑っても脱がないようにしようと思う」。そして上沼に対して「もしかしたら、もっとあの時よりも好みじゃなくなっていると思う。でもウケれば点数をあげてくれる人だと思うので、文句なしにウケればいいと思う」と話した。

今年は史上最多の5081組がエントリー。20日に敗者復活、決勝が行われる。