来年一月の岐阜県知事選で、自民党県連が現職と新人で支持が割れる「保守分裂選挙」となる見通しとなったことについて、県連の野田聖子会長(60)は六日、岐阜市内であった古田肇知事(73)の選対会議の場で、陣営関係者に陳謝した。
知事選を巡っては、五選を目指す古田氏を国会議員らが支持し、新人で元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏(56)を県議らが推し、県連が分裂している。
野田氏は県連の候補選定に関し「(自身が)全く関われない中、動きがつくられてしまった」と釈明。その上で「私に力がなかったゆえ、さまざまな事態が発生したことをおわびしたい」と述べた。
一方で、野田氏は会合後、記者団に、江崎氏擁立を進めた重鎮県議、猫田孝・県連会長代行(80)について「古田知事が言うことを聞かないという前提で感情的に選挙を進めようとした」と改めて批判した。
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