Search

野田虐待死 「尋常でなく 陰湿、凄惨」 父に懲役16年 量刑理由に表情変えず:社会(TOKYO Web) - 東京新聞

栗原勇一郎被告の判決公判で傍聴券を求めて並ぶ人たち=19日午前、千葉地裁前で

写真

 千葉県野田市で小学四年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が自宅で死亡した虐待事件。十九日に懲役十六年の判決を受けた父親の勇一郎被告(42)は、公判で「罪を争わない」とする一方、起訴内容の多くの行為を否定し続けた。心愛さんが被告からの暴力を訴えた「先生、どうにかできませんか」という痛切なSOSも「うそ」と切り捨て、自身を正当化しようとする姿勢を、判決は「反省の姿勢は見られない」と断じた。 (山口登史)

 黒いスーツに青いネクタイで臨んだ勇一郎被告は、これまでの公判と同じように深々とおじぎをして入廷。懲役十六年を言い渡されると、裁判官や裁判員に向かって頭を下げた。

 前田巌裁判長は量刑理由で「尋常では考えられないほど陰湿で凄惨(せいさん)な虐待。心愛さんの人格や尊厳を全否定した」と、厳しく被告の責任に言及した。被告は口を真一文字に結び真正面を見たまま、表情を変えることなく淡々とした様子で聞いた。

 これまでの公判で被告は、行為そのものを認めても「心愛が暴れたため」などと弁明。長時間、屈伸させたり立たせたりした理由を「心愛が自分でやると言った」と説明したが、判決は「信用できない」とした。

 事件では、心愛さんを一時保護した県柏児童相談所の職員を「納得していない。個人的に訴える」などとどう喝したほか、学校や野田市教育委員会に情報公開を迫り、小学校が全校児童に行ったアンケートのうち、心愛さんの分のコピーを入手した。

 県が昨年十一月にまとめた検証報告書は、児相や教委の連携不足など課題を挙げて「救える命だった」と指摘した。事件は、親の体罰禁止を盛り込んだ昨年六月の改正児童虐待防止法の成立を加速させるきっかけにもなった。

 加害者家族支援を続けるNPO法人「ワールドオープンハート」の阿部恭子理事長は「被告は行為の重さを認識できていないのでは」と指摘した。阿部理事長は勇一郎被告と接見を重ねてきた。判決前に接見した際は落ち着いた様子だったというが「虐待の概念に社会とのずれがある。裁判には納得していないのではないか」と話す。

◆傍聴求め400人が列 「自分のやったこと 受け止めて」

 千葉地裁はこの日の判決公判で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、傍聴席の間隔を二席ずつ空け、前後には着席させない措置を取った。このため、本来は六十三席あった一般傍聴席が二十一席に減った。

 傍聴券の抽選には四百三十六人が並んだ。千葉県野田市のNPO法人「子育てネットワークゆっくっく」で理事長を務める板垣光子さん(67)は「被告は自分のやったことの重さを、父親として受け止めてほしい。また社会が反省して変わらないと虐待は減らない」と話した。

 同県印西市の男性会社員(67)は亡くなった心愛さんと同じ十歳の女の子の孫がいる。「誰がうそをついているのか知りたかったので並んだ。亡くなった時の心愛さんの絶望的な気持ちを考えると怒りしかない」と述べた。 (丸山将吾)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"野田" - Google ニュース
March 19, 2020 at 12:45PM
https://ift.tt/2U3GVQN

野田虐待死 「尋常でなく 陰湿、凄惨」 父に懲役16年 量刑理由に表情変えず:社会(TOKYO Web) - 東京新聞
"野田" - Google ニュース
https://ift.tt/37XBk2t
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "野田虐待死 「尋常でなく 陰湿、凄惨」 父に懲役16年 量刑理由に表情変えず:社会(TOKYO Web) - 東京新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.